ネクタイの歴史について学びましょう

フランスにおけるネクタイの歴史

フランスにおけるネクタイの歴史 16世紀から17世紀にかけて、フランスに登場したラフという首回りに身に付ける円盤状の装飾品が、現代においてのネクタイの歴史の始まりと言われています。
16世紀に男性の間で白い布製のラフを着用するのが流行しました。
17世紀のヨーロッパで発生した三十年戦争で、東欧クロアチアの兵士らが首回りに防寒のためのスカーフを巻いていたことが、世界的に大きく影響を与えました。
戦争中、スカーフのクロアチア兵が当時のフランス国王にクラバットと誤認識されてしまった史実があります。
クラバットが洗練された上品かつ先進的なファッションとして認知されるようになり、のちにクラバットという単語はネクタイを意味するようになりました。
近現代に入ると首の装飾品が一般人に広く親しまれるようになり、産業革命期の19世紀後半、細長い形状の装飾品が実用化され、ネクタイの原型が定まりました。
こうして世界的の人々がネクタイを着用し現代に至っています。

ネクタイの歴史と日本で普及しなかった理由について

ネクタイの歴史と日本で普及しなかった理由について 西欧では16世紀頃から男性の服装において、首元にアクセントを付けるという風習が、イングランドやフランスにありました。
その首飾りは、まだ現在のネクタイの形からは程遠く、ラフとよばれる襟のような装飾アイテムに過ぎませんでした。
その後、17世紀初頭にヨーロッパで起きた30年戦争において、フランス国王を守るために派兵されたクロアチア兵が駆け付けましたが、その軍装がとても素敵だとフランス国内で噂になりました。
クロアチアの兵士たちは、武運を祈って恋人や家族から送られたスカーフを首に素敵に巻いていたのです。
それに関心を持ったフランス国王が「あれは何か?」と聞くと、従者がクロアチア兵士たちのことを聞かれたと勘違いして、「あれはクラバットです」と答えてしまいました。
クラバットとは、クロアチア兵を意味する言葉ですが、その勘違いが発端で素敵なスカーフをクラバットと呼ぶようになったという説があります。
日本におけるネクタイの歴史委は、幕末期に洋服が西洋から入って来るようになり、ネクタイも一緒に入って来ました。
販売業者は現れましたが、なかなかネクタイが日本国内で普及することはありませんでした。
その理由は、昔のイングランドやフランスのように男性が首回りに装飾をするという風習が無かったからです。
西欧化が進むにつれて、明治憲法が制定された明治22年頃になってようやく普及するようになりました。